四十住さくらが第一生命と所属契約締結 最大限のサポートを約束され五輪連覇に向け視界良好

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第一生命と所属契約を締結した四十住さくら第一生命と所属契約を締結した四十住さくら


 東京五輪スケートボード女子パーク金メダリストの四十住さくらが、第一生命保険株式会社と所属契約を締結し、5月9日に都内で契約記者会見を行なった。

 登壇した四十住は、多くの報道陣を前にしても「全然緊張していないです」と強心臓ぶりを見せつつ、「第一生命さんの所属選手になれて、本当にうれしいです。パリ五輪で連覇できるように頑張るので、応援よろしくお願いします」と語り、笑顔を見せた。

 第一生命と四十住とのつながりは2020年に始まっている。第一生命が、若手アスリートの支援やマイナースポーツの普及を目的とした「Cheerding」プロジェクトで応援したアスリートのひとりが四十住で、当時から出身地の和歌山で地元とのつながりを大切にしながら、世界に向かって挑戦している姿に共感していた。同社の隅野俊亮代表取締役社長も契約の理由についてこう語っている。

「競技に対して真摯に取り組み、輝かしい実績にも関わらず、現状に満足しない、高い志や挑戦心を持ち、そして地元を大切にする四十住選手に大変感銘を受けまして、その人柄や姿勢に共感するとともに、スケートボードの魅力を生かしながら、四十住選手とともに、世の中に幸せを作り出したいと思いました」

 第一生命は女子陸上競技部を持ち、プロダンスリーグ「D.LEAGUE」の冠スポンサーになるなど、これまでもスポーツ協賛を積極的に行なってきたが、個人選手との所属契約は初めてのこと。隅野社長は、「わが社のなかでも画期的な契約」と語るとともに、「パリ五輪での連覇達成を全力で応援しています」と最大限のサポートを行なうことを約束した。

 四十住は現在、5月12日(金)から3日間、千葉で開催される世界最高峰のアクションスポーツの祭典「Xゲーム」に出場予定で、同大会での連覇を目指して調整中。パリ五輪に向けたポイントラインキングで3位につけるなど、好調を維持している。今後はパリ五輪への出場権獲得に向け、全力を傾けていく。

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