スポーツクライミング野中生萌がアディダスの新作ウェアに大満足。「地球の環境のためになって、とてもいい」

  • text by Sportiva
  • 佐野美樹●撮影 photo by Sano Miki

「ADIDAS TERREX ハイキングコレクション」を着用する野中生萌「ADIDAS TERREX ハイキングコレクション」を着用する野中生萌
 この夏、東京五輪スポーツクライミングで銀メダルを獲得した野中生萌。彼女は、大会後の9月に、フランスにある高難度のクライミングスポット「Mr.ハイド」にチャレンジするなど、これまで海外の岩を登ったりワールドツアーに出場するなどして、世界各地を訪れてきた。

 そのなかで彼女の意識のなかに芽生えてきたのが、環境問題への想い。持続可能な未来のために、自分にできることはないかと考え、「身近なところでは、プラスチックのゴミを出さないように、飲み物はペットボトルではなく、水筒を持参することを心がけてきた」と言う。

 そんな彼女が今、好んで着用しているのが、環境に配慮したアディダスの新作「ADIDAS TERREX ハイキングコレクション」だ。これは、「END PLASTIC WASTE(プラスチック廃棄物の削減)」というアディダスが掲げる大きな目標を意識したコレクション。ウエアに使われているのは、リサイクル素材を一部使用したウーブン素材と、プラスチック廃棄物をアップサイクルして作られた素材で、これらを高機能保温素材「PrimaLoft インサレーション x Parley Ocean Plastic」として生まれ変わらせ、ウエアに採用している。

「ADIDAS TERREX ハイキングコレクション」(左)TXMS Prima HDJ商品番号GQ3697税込29,700円、(右)Unisex Prima P商品番号GQ3681税込 16,500円「ADIDAS TERREX ハイキングコレクション」(左)TXMS Prima HDJ商品番号GQ3697税込29,700円、(右)Unisex Prima P商品番号GQ3681税込 16,500円

 100%リサイクル繊維から作られたこの保温素材は、主に、速乾性、軽量性、耐久性、保温効率、通気性などに優れている。また保温素材を提供しているPrimaLoft社と、Parley for the Oceansとの3社によるコラボレーションにより、アウトドアでの機能性も充実させている。

 野中は「着ていてすごく暖かいし、すごく軽いです。私はずっとサステナブルや環境問題をすごく意識してきたので、着ることで地球の環境のためになっているということが、とてもいいことだなと思います」とコメントしている。

 今回新登場するふたつの主力プロダクトは、アウトドアのテクノロジーとタウンユースを融合したアパレルライン、adidas MYSHELTERの大胆なスタイルと美的センスを備えている。また、ふたつのハンドジップポケットや、伸縮性フードといったデザインにより、快適な着心地とスタイル、実用性も確保している。

 ADIDAS TERREX ハイキングコレクションに身を包んだ野中は、「私はデザインにこだわりがあるですが、これはスタイリッシュですごくかっこいいですね。これがプラスチックの廃材からできているということに驚きますし、すばらしいことだなと思います」と笑顔を見せた。

◆野中生萌、東京五輪絶望的からの銀メダルを振り返る>>

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