大谷翔平、中村奨吾、家長昭博がガムを噛んでプレー。噛む力とパフォーマンスの関係とは
ア・リーグMVPに輝いた大谷翔平 エンゼルスの大谷翔平が、全米野球記者協会が選ぶア・リーグの最優秀選手(MVP)に輝いた。大谷は今季、投手で9勝2敗、防御率3.18、156奪三振。打者では打率2割5分7厘、リーグ3位の46本塁打、100打点、26盗塁を記録。まさに規格外の活躍だった。
大谷の投打のセンスとパワーは比類なきもので、メジャーリーグの長い歴史の中であっても、トップクラスと言えるだろう。彼の力の源はどこにあるのだろうか。そのカギを握る一つが、「噛む力」にあるのかもしれない。彼は試合中にたびたびガムを噛んでいて、今年9月にはベンチでガムを噛んで談笑しているおちゃめな姿が、ファンの間で話題になった。
翻って日本国内でもガムを噛んでプレーする選手は多い。クライマックスシリーズに進出した千葉ロッテマリーンズの中村奨吾や、サッカーJ1リーグで圧倒的な強さで連覇を達成した川崎フロンターレの家長昭博らがガムを愛用していることで有名だ。いずれも肩の力が抜けた自然体のプレースタイルながらも、持てる力を最大限に発揮している印象がある。
中村奨吾は「噛むことで、心身ともにリフレッシュできます。試合において最も重要なのが、普段通りのプレーをすることなんですが、試合中にガムを噛んでいると、自分の中でリズムができます」とその効果を実感。また家長昭博は「噛んでいてどんな効果があるとかまではわからないのですが、自分はリフレッシュするために噛んでいます」と語る。さらに「噛んでいないほうが違和感がある」というほど、ガムは彼にとって必要なアイテムになっている。
ガムを噛んでプレーをする中村奨吾(左)と家長昭博 ⒸKAWASAKI FRONTALE
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