為末大が開催中止の雰囲気に持論。
「五輪、やっちゃおうよ」
ローレウスの新アンバサダーに就任した為末大氏
男子400メートルハードルの日本記録保持者の為末大氏と、女子マラソンオリンピックメダリストの有森裕子氏が、スポーツを通じた社会貢献活動に取り組んでいる「ローレウス」のアンバサダーに就任することを受け、8月3日にオンライン発表会が開催された。
ローレウスは2000年にイギリス・ロンドンで設立された団体で、各国のスター選手やレジェンドプレーヤーがアンバサダーやアカデミーメンバーを務め、現在世界40カ国で200以上のプロジェクトの支援を行なっている。
新アンバサダーに就任した為末氏は「私自身もアジアの子供たちにスポーツを教える活動を行なっていますので、それを世界規模で行なっている団体のアンバサダーになることができて光栄ですし、貢献できたらいいなと思います」と語り、有森氏は「できる限りスポーツの持つ力を広げていきたいです」と抱負を語った。
また、この発表会では来年に延期された東京五輪の話題にも触れた。世界的な新型コロナウイルス感染拡大のなかで、五輪の開催自体が疑問視されている雰囲気を受け、為末氏は「私としては(五輪を)やっちゃおうよって思っています。人の流れが止まれば各国の分断を生んで外交上も良くないと思っています。さまざまな問題を解決して、この五輪が今後のリトマス紙になるよう、日本が『頑張ってみよう』と言うことはいいことだと思っています」と持論を展開した。
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