アルトゥーベも認める履き心地。人気スパイクが選手の力を最大限にする (2ページ目)

  • 石塚 隆●文 text by Ishiduka Takashi
  • 佐野 隆●写真 photo by Sano Takashi

 日本でも特に学生野球においては練習時間も長く、時には一日に数試合行うこともある。当然、後半の方になると足には疲労が蓄積し、時には痛みなどもともない、思うように動かなくなってしまう。

「そうならないためのスパイクでもあるんです。パフォーマンスの維持はもちろん、しっかりと足をサポートし、怪我などの予防にも役に立ちます」

 そこでL3000V4では同社のスパイクでは初めてミッドソールにクッション性やサポート性に優れた『FRESH FORM』を採用。スパイクとしては比較的厚いミッドソールになってはいるが、歩いたり走ったりした際に金歯などの突き上げがまったくなく、疲労やダメージを軽減し長時間あらゆるシーンで快適にプレーすることを可能にしている。

 またアッパーには耐久性のある人工皮革と、TPUというプラスチック材をコーティングしたメッシュの2タイプを展開。新素材TPUを採用したメッシュも耐久性に優れており、中足部を確実にホールドしてくれる。さらに前モデルのL3000V3でも好評だった3Dフォームによる履き口により、足首全体を柔らかく包み、かつ高いフィット感を実現している。

 そして足運びのカギとなる足裏のソールであるが、大きなアップデートの箇所としてソール全体を一体型にするのではなく、前部のピースと後部のピースを分けることで、屈曲性を向上させた。例えば、キャッチャーなどしゃがむ動作が多いプレーヤーにも使いやすくなっている。

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