『ブリテンズ・ゴット・タレント』でゴールデンブサー獲得の快挙 ダンサー地獄が語るその舞台裏と頂点への思い (4ページ目)
【積み重ねたものを形に】
――そしてDリーグでは、レギュラーシーズンを優勝しました。CSP(チャンピオンシップポイント:勝ち点)36で、9勝1敗2分け、サイファーラウンド3位というすばらしい結果でした。まずは率直な感想をお聞かせください。
前シーズンもレギュラーシーズンを優勝して、チャンピオンシップに進みましたが、決勝で負けてしまいました。本当に悔しい思いをしたので、今シーズンこそチャンピオンシップでも優勝するというのが自分たちの目標でした。まずはひとつ目の目標、シーズン優勝ができてうれしいですし、安心した部分もあります。
――今シーズンのなかで、ターニングポイントとなったラウンドや、とくに印象に残っているラウンドがあればその理由とともに教えてください。
やっぱり、KADOKAWA DREAMSさんと戦った試合は、自分たちにとって大きかったです。昨シーズンのチャンピオンシップ決勝で負けた悔しいイメージが脳裏に焼きついているので、結果発表のときも、あの時の光景がフラッシュバックしましたし、ここでの勝利がチャンピオンシップ優勝のためには絶対に必要だと思ったので、気合も入っていました。勝ってめちゃくちゃうれしかったですが、KADOKAWA DREAMSさんは次に対戦するときにすごい作品を持ってくると思うので、より気が抜けないなと思っています。
KADOKAWA DREAMSに勝利した瞬間。メンバーたちは喜びを爆発させた ©D.LEAGUE 23-24この記事に関連する写真を見る――6月9日(日)に開催されるチャンピオンシップへの意気込みを教えてください。
今シーズンは必ずチャンピオンシップで優勝をするという気持ちでずっと頑張ってきました。そのなかでいろんなチャレンジを経験して、チームワークも上がってきているので、そこをどう形にするかだと思います。積み重ねたものが形になれば、優勝できると思っています。チャンピオンシップの準決勝も決勝も「やっぱりレジットはすごかったな」、「レジットが優勝でしょ」と、どんな人にも言ってもらえるような勝ち方ができればいいなと思っています。
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【Profile】
地獄(じごく)
1996年7月25日生まれ、高知県出身、大阪府育ち。4歳のころからダンスを始め、10歳のころから「地獄」というダンサーネームで活躍。ロッキン、ハウス、ヒップホップなどさまざまなダンスを経験し、13歳の頃からロサンゼルスやニューヨークに海外遠征して、数々の好成績を残す。15歳の頃には「Dance@live KIDS Final 2012」で準優勝する。大学卒業後に上京して社会人として働くも、Dリーグ発足とともにCyberAgent Legitのメンバーとして活躍。LDH史上最大規模のオーディション「iCON Z第二章」より結成されたグループ「THE JET BOY BANGERZ」にも所属し、リーダーを務めている。
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