櫻坂46菅井友香「あの時があったから、今は大丈夫」。「悔しくて布団のなかで泣いた」日々がアイドル活動に生きる (4ページ目)

  • 佐藤主祥●取材・文 text by Sato Kazuyoshi
  • 立松尚積●写真 photo by Tatematsu Naozumi

ーーでは、パラリンピックの馬術競技はいかがでしたか? 

菅井 パラの選手たちは馬に乗るだけでも大変なはずなのに、そのうえで高い技術を身につけていて、本当に感動的でしたし勇気をもらえました。日本からは63歳の宮路満英選手が8位入賞とすばらしい成績を残しました。その裏には、ずっと二人三脚で歩んできた奥さんのサポートがあって。ずっと助け合いながら、夫婦で夢をつかむ。これほど素敵なことはないなと思いましたね。 

ーーパラでは60代の宮路選手の活躍があり、五輪も日本代表選手の平均年齢が40歳以上と、馬術は年齢層も幅広いですね。 

菅井
 宮路選手もそうですし、2012年ロンドン五輪では法華津寛選手が71歳で出場しましたし、みんなスーパーマンだなと思っちゃいます(笑)。私が現役だった10〜20代の時でも、馬に乗るだけで相当体力使っていたので、ベテランでも第一線で活躍している選手は尋常じゃない努力を積み重ねていると思います。 

 今大会、馬場馬術個人で銀メダル、団体で金メダルを獲得したドイツ代表のイザベル・ベルト選手なんて、私が小学生の頃から世界で活躍していますから。お母さんになった今もドイツ代表をけん引している存在なので、いやぁ...本当に大尊敬です。私も試合に出るとまではいかなくても、馬術はずっと続けていきたいですね。 

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