乃木坂46賀喜遥香、批判も受け止めて成長したバスケ部時代「私の人格を作ってくれた」 (5ページ目)

  • 佐藤主祥●取材・文 text by Sato Kazuyoshi
  • 立松尚積●写真 photo by Tatematsu Naozumi

ーー早く気兼ねなく集まってバスケができる世の中になってほしいですね。今はコートからアイドルの舞台に活躍の場所を移している賀喜さんですが、バスケをやった3年間は、今の仕事に活きている部分はありますか?

賀喜
 いっぱいあります。それこそ副キャプテンをやった経験は大きかったです。任せられるまでは、そもそも人をまとめたことがなかったし、自分から率先してやりたいとも思わなかった。だから少なからず批判もあったんですけど、そこで「みんなに同じ方向を向いてもらうにはどうすればいいか」を自分で考えて、行動に移せたことは大きな学びとなりました。この期間を通じて、"体育会系な心"が育ったなって思います。

 あとは地道に努力を積み重ねた経験も今につながっています。走り込みとか、フットワーク練習をコツコツ続けて頑張っていけば、先輩がレイアップを褒めてくれたように、いつか認めてもらえるようになる。必ず誰かが見てくれている。もちろんツラくて心が折れることもありましたけど、その経験で得た気持ちや思い出があるから、今も頑張れることができています。そういう意味では、私の人格を作ってくれたのはバスケなんだなぁって、今ではそう思いますね。

ーースポーツ選手とアイドルに共通する部分だと思いますが、応援してくれるファンに夢や感動、刺激を与える存在として、今後どういう意識で活動していきたいか、お聞かせください。

賀喜
 今の私にできることは、応援してくれる方々に頑張ってる姿を見てもらって、「一緒に頑張ろう」と思ってもらうこと。そのために、一つひとつのお仕事に全力で取り組む。それに尽きると思います。

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