『呪術廻戦』の男性読者にジョシカクRENAが伝えたい。「あれが女の子のリアル」
「特集:なぜ『呪術廻戦』にハマるのか」
(4)証言者:RENA 証言者3:宮本佳林>>
人間の負の感情から生まれる「呪霊」を、呪術を用いて主人公たちが倒していく人気漫画『呪術廻戦』。アスリートにもファンが多く、総合格闘技の"ジョシカク(女子格闘技)"ブームの火付け役となったRENA選手もそのひとりだ。自身のインスタグラムでは、主人公の虎杖悠仁(いたどり・ゆうじ)のコスプレを披露して話題に。そんなRENA選手に、作品に出てくるバトルシーン、キャラクターの魅力などについて聞いた。
※アニメ視聴者の方にはネタバレもあります
***
『呪術廻戦』の魅力を語った女子格闘家のRENA――『呪術廻戦』を見ることになったきっかけは?
「姪っ子がコスプレイヤーで、TikTokで『呪術廻戦』のキャラクターのコスプレもしていたんです。私はもともとアニメが好きなんですが、それで『呪術廻戦』も見てみたらすっかりハマって。漫画も買ったので、最初から内容を追いかけています」
――どんなところに魅力を感じたんですか?
「 "裏切られる"ところですかね。重要なキャラクターだと思っていたら死んでしまったり、両面宿儺(りょうめんすくな)が全然味方にならなかったり、五条悟先生があまりに強すぎたり。そういった展開に引き込まれました。主人公の虎杖に人間味があるところもいいですね」
――RENA選手も、自身のインスタグラムに載せた虎杖のコスプレが話題になりましたね。虎杖は東堂葵(とうどう・あおい)との対決、共闘の中で強くなっていきますが、そういった"ライバル"の存在はアスリートとしても重要ですか?
「刺激になりますよね。私にとっては、まだ10代の頃の話になりますが、神村エリカ選手がそうだったと思います。神村選手は年齢的にはひとつ下で、左フックで相手をバンバン倒す選手だった。2010年にエキシビションマッチで初対決した時も、左フックでダウンを取られました。そこから私は2、3試合くらい調子を落としてしまって......。翌年に再戦して勝つことができたんですが、それまでは好きじゃなかった、映像を見ての相手の研究もしっかりするようになりました。戦い方が変わった転機になったと思います」
1 / 3