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『呪術廻戦』はプロレスに通ずる。ケンドーコバヤシが選ぶバトルシーンBEST3 (3ページ目)

  • 佐藤主祥●取材・文 text by Sato Kazuyoshi

── 見られる日を楽しみにしています(笑)。ちなみに東堂と虎杖の組み合わせというのは、プロレスのタッグチームで例えると誰になりますか?

「そうですね......あのタイプは意外といないかもなぁ。だから僕も、ここまで興奮しているのかもしれません。花御との戦いでもそうでしたけど、東堂が虎杖に、"特級呪霊"を相手にぶっつけ本番で戦い方を教えていますが、あんなタッグチームは見たことがないですから。2人はスピードもパワーも抜群。年末の全日本プロレスの『世界最強タッグ決定リーグ戦』に出てくれたら盛り上がること間違いなしですよ」

── ちなみに、バトルシーンベスト3に五条悟の戦いが入らないのは、「強すぎるから」といった理由からですか?

「いや、嫉妬ですね(笑)。というのも、僕の彼女も『呪術廻戦』にハマっていまして。五条先生を見てから、男性の好みが変わったらしいんですよ。それが原因で、もう僕には興味ないっていう(笑)。本当は『あんな奴のどこがえぇねん!』ってツッコミたいんですけど、完璧すぎてそれを言う隙がないんですよ。

 僕からすれば、逆に東堂のほうがあまり女性人気がないことが不思議で。女性の方は『強くてユーモアがある人が好き』ってよく言うじゃないですか。それでいえば東堂がナンバーワンだと思うんです。

 それに彼には『性癖にはソイツのすべてが反映される』という持論があるんですけど、僕はそこにめちゃくちゃ共感していて。やっぱり性癖には人間性が表れますから、そこを語り合えない人とはホンマの友達にはなれないと、僕も感じてるんです。だから東堂は、つくづくすばらしいキャラやなって思います。まぁただ、僕が今までの人生でそんなに女性から絶賛されたことがない理由が、"東堂好き"というところに垣間見えた気はしますけど(笑)」

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