【大学駅伝】箱根駅伝初優勝を狙う國學院大のルーキーは実力派から個性派までそろい、帝京大はハーフ1時間2分台の注目株も (3ページ目)
【13分台ランナーたちもシードを狙う有力校に】
20年続いた箱根のシード権を逃し、再建を誓う東洋大には、5000m13分51秒83を持つ林柚杏(北海道・札幌山の手高)が入学。10000m28分台を持ち、全国高校駅伝でも1区7位と力を見せた。メガネがトレードマークで、全日本大学駅伝関東地区選考会(5月4日)にもエントリーされ、さっそくヴェールを脱ぐことになりそうだ。
同選考会にはもうひとり、1年生の加藤悠凌(福島・学法石川高)がエントリーされた。5000mは14分13秒98で、全国高校駅伝は補欠だったが、大学で飛躍を遂げる可能性を秘めている。
その他、インターハイ1500m8位の黒岩蘭太朗(長崎・長崎日大高)も注目だ。
大東大には、宮城・仙台育英高から5000m13分台を持つ近江亮、若林司が入学した。近江は高校2年時に全国高校駅伝の1区を担い、3年時は4区で区間賞を獲得した実力者だ。若林も全国高校駅伝では7区区間賞、都道府県駅伝でも4区2位と快走し優勝に貢献した。
東海大には、5000m13分台の近藤寿樹(神奈川・東海大相模高)が入学。近藤は全国高校駅伝では1区39位と振るわなかったが、同駅伝で5区3位の森本幸喜、6区6位の伊藤優喜と好走したふたりも入学し、付属校からの強化が進む。
神奈川大の新入生も目を引く選手が多い。新妻昂己(兵庫・西脇工高)は副将の新妻玲旺(4年)の弟で、早大の新妻遼己の双子の弟でもある。全国高校駅伝3区6位、都道府県駅伝では4区区間賞と駅伝で実績があり、高校時代は主将を務めた。全国高校駅伝4区3位でチームの優勝に貢献した佐藤柊斗(福島・学法石川高)や、同駅伝3位の倉敷高で3区を務めた北村海智、国スポ成年3000m障害で高校歴代9位の8分45秒77をマークして5位に入った加藤結羽(長野・佐久長聖高)も加わり、充実の補強となった。
5000m13分台の選手が入学した大学を中心に注目選手に触れてきたが、あくまでも高校時代の実績、記録であり、そのまま大学での活躍に反映されるわけではないことをご承知いただきたい。この記事で触れなかった選手のなかからも、大学4年間で大きく飛躍する選手が出てくるはずだ。まずはルーキーイヤーの彼らの活躍を楽しみにしたい。
著者プロフィール
和田悟志 (わだ・さとし)
1980年生まれ、福島県出身。大学在学中から箱根駅伝のテレビ中継に選手情報というポジションで携わる。その後、出版社勤務を経てフリーランスに。陸上競技やDoスポーツとしてのランニングを中心に取材・執筆をしている。
3 / 3

