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【大学駅伝】箱根駅伝初優勝を狙う國學院大のルーキーは実力派から個性派までそろい、帝京大はハーフ1時間2分台の注目株も (2ページ目)

  • 和田悟志●取材・文 text by Satoshi Wada

【帝京大の松尾はハーフで1時間2分台】

 帝京大は、松尾航希(千葉・市立船橋高)が大きな注目を集めそうだ。帝京大では現4年の楠岡由浩以来となる高校生13分台ランナー(5000m13分55秒07)で、2月の神奈川ハーフでは1時間02分47秒の日本人高校最高記録を打ち立てており、長い距離にも対応でき、駅伝でも活躍を見せてきた。全国高校駅伝では1区で早大に進学した3人に次いで区間4位と好走。都道府県駅伝でも1区4位で走った。さらに、奥むさし駅伝では、起伏のある6区(9.4km)で高校の部の従来の区間記録を40秒以上更新し区間賞を獲得した。ちなみに、一般の部を合わせても最も速かった(ファンランとして出場していた山口智規(現・SGホールディングス)よりも速かった)。

 5000m14分08秒50を持つ福島命(長野・佐久長聖高)は、5000mでインターハイに出場。中学時代には駅伝で全国優勝を経験している。4月26日の日体大長距離競技会では5000mで15分かかってしまい、ほろ苦いデビュー戦となったが、時間をかけて力を蓄えていくだろう。

 城西大は、5000m13分50秒88を持つ山本聖也(高知・高知農高)に注目。1500mでインターハイ3位の実績を持つ。3月にケガをして出遅れているが、櫛部静二監督が「2年後ぐらいを楽しみにしていてください」と期待を寄せる将来のエース候補だ。

 伊勢村羚太(滋賀・滋賀学園高)も1500mでインターハイ7位入賞の実績があり、4月の学生個人選手権にも出場した(9位)。また、3000m障害で実績のある選手も複数名入学。岸本晟(京都・京都外大西高)は、U20日本選手権6位、鶴留唯月(宮崎・小林高)はインターハイ8位の実績がある。新たに入学した留学生のアロン・キプラガット・ルトは未知数だったが、4月12日の日体大長距離競技会でさっそく13分52秒88で走ってみせた。これから大きく飛躍しそうな予感がある。

 今年の箱根駅伝で12年ぶりにシード権を獲得した日大には、新雅弘監督が指揮官を務めていた岡山・倉敷高から13分44秒74の首藤海翔が入学した。国スポ3位、全国高校駅伝1区8位、都道府県駅伝1区7位と実績十分だ。

 首藤と同じ倉敷高から入った桒田旬斗は全国高校駅伝7区2位と好走し、全国3位に貢献した。また、髙澤颯(千葉・八千代松陰高)は同駅伝で5区区間賞に輝いている。3人は揃って5月4日の全日本大学駅伝関東地区選考会のメンバーにもエントリーされている。

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