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箱根駅伝で駒澤大を脅かすことができるのは?「駅伝に詳しすぎるアイドル」西村菜那子は青学大と城西大に注目 (2ページ目)

  • 酒井政人●文 text by Sakai Masato

【対抗できそうな大学は?】

 絶対王者・駒澤大を止められる大学はあるのか。西村さんは、「往路は城西大が駒澤大と競り合う可能性がある」と見ている。

 城西大は前回5区で山本唯翔(4年)が区間賞・区間新記録をマーク。"山の妖精"は今回も5区で快走が期待されるが、チーム戦略はどうなりそうなのか。

「往路に主力選手をつぎ込んでくると思います。出雲と全日本の3区で区間賞を獲得したヴィクター・キムタイ選手(2年)を2区、1万mで27分台に突入した斎藤将也選手(2年)を4区に配置できれば面白いですね。首位と1分30秒差なら、5区の山本選手が大逆転する可能性はあると思います!」

 一方の復路では、青山学院大が駒澤大をひたひたと追い詰めるのではないかと見ているようだ。

 青学大は出雲で5位と伸び悩んだが、全日本は2位。この順位は2019年度と同じで、その年度では箱根で総合優勝している。では、青学大の勝ちパターンはどうなのか。

「超強力な駒澤大を倒すには、粘り勝つしかないと思っています。青学大も選手層は厚いので、粘り勝ちできるチャンスがある唯一のチームじゃないかと。前半を耐えて、復路で逆転する可能性はありますよ。往路は苦しい展開かもしれないですけど、復路で徐々に詰めていくんじゃないでしょうか」

 西村さんのシミュレーションでは、青学大は往路を駒澤大と「58秒差」で折り返して、復路で反撃するという。

「6区で30秒差まで詰めて、8区で逆転ですかね。そんな勝ち方ができるのは青学大しかありません」

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