2021.07.21

「最強の2年」を擁する駒大が箱根連覇、駅伝3冠へ。主将・田澤廉が考える課題とは?

  • 佐藤俊●文 text by Sato Shun
  • photo by 長田洋平/アフロスポーツ

 北の大地で駒大勢が勢いを見せた。

 ホクレンDC網走大会5000mでは、鈴木芽吹(2年)が13分27秒83を記録し、自己ベスト更新と駒大記録を打ち出した。20秒台の日本トップクラスのタイムで、出場選手の度肝を抜いた。唐澤拓海(2年)も同レースで13分32秒58と自己ベストを更新した。

 つづく千歳大会の5000mでは鈴木が欠場したが、エースの田澤廉(3年)と唐澤が出場した。

駒大主将・田澤廉はチーム状況を冷静に分析する駒大主将・田澤廉はチーム状況を冷静に分析する この記事に関連する写真を見る

 唐澤は、序盤から田澤のうしろについて、いいペースでレースを展開した。最初の1000mのラップは2分42秒、外国人選手についていき、表情にも余裕が見えた。だが、3000mを8分06秒で通過すると、徐々に先頭集団から唐澤が遅れ出した。

 一方、田澤は、遠藤日向(住友電工)ともに先頭集団でレースを展開した。

 しかし、ラスト、遠藤についていけず、田澤は13分29秒91の4位でフィッシュ。力を出し切ったのか、トラックにそのまま座り込み、荒くなった呼吸を整えていた。

「今日はペースメーカーがついて13分30秒ぐらいで走ると言われていたんですけど、自分はペースメーカーを気にせず、20秒前半を狙っていました。前半ゆっくりだったんですけど、後半一気にペースを上げられて体が対応できなかった。3000mからキツくて、スピード持久力が足りなかったです」

 そう語る田澤は、悔しさを全身から発していた。