日本陸上界に、あの「メダル候補」が2年9カ月ぶりに帰ってきた (5ページ目)

  • 折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi
  • photo by Kyodo News

 今日優勝した髙橋や2位の松永と競り合えるようになった時が本当の復活だと思いますが、まだスタート地点に立っただけの段階なので。これからは今見えている階段を一段ずつ上がって、その結果、金メダルがあるという気持ちでやっていきたい」

 今後の予定として、できれば7月のホクレンディスタンスの1万mに出場し、10月の国体の1万mも選ばれるなら出たいと思っている。その上で10月21日に全日本競歩高畠大会を20kmの復帰レースにしたいという構想だ。

 19年世界選手権の代表選考レースとなる、来年2月の日本選手権20kmまでにどんな状態になっているか。まずはそこが東京五輪を見据える上で、ひとつの勝負となる。

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