世界陸上でメダル期待のリレー。現時点での「走順予想」はこうなる (4ページ目)

  • 折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi
  • 中村博之/PICSPORT●写真 photo by Nakamura Hiroyuki/PICSPORT

 そこで注目したい競技は、男子110mハードルだ。日本選手権前に参加標準記録(13秒48)を突破していたのは大室秀樹(大塚製薬)ひとりだけだったが、今回の日本選手権では好記録が続出した。

 予選では無風の条件で増野元太(ヤマダ電機)が日本記録にあと0秒01まで迫る13秒40をマーク。準決勝では高山峻野(ゼンリン)が13秒44を出してハイレベルな戦いになった。そして決勝では高山が13秒45で優勝。高山と3位になった増野、そして大室が代表になり、リオ代表の矢沢航(デサントTC)が2位ながら、標準突破を果たせず落選する大接戦。本番では準決勝進出が目標になる。

 また、近年低迷していた男子400mハードルでも、10年世界ジュニア2位の実績を持つ安部孝駿(デサントTC)が、条件のよかった予選で自身初の48秒台を出し、決勝でも参加標準(49秒35)を突破する49秒32で圧勝と、ようやく世界と戦える力を示した。

 若手では、15年にサニブラウンとともにダイヤモンドアスリート(U19世代で東京五輪でメダルが期待できる有望株)に選ばれていた北川貴理(たかまさ/順大3年)が、好条件だった400m予選で45秒48と参加標準記録(45秒50)を突破し、決勝でも勝ち切り代表入りを果たした。

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