箱根駅伝・全チームの戦力分析【予選会校編】。「下剋上」はあるか? (9ページ目)

  • 酒井政人●文 text by Sakai Masato
  • photo by AFLO

予選会チームトップの住吉秀昭がチーム浮上の鍵を握る予選会チームトップの住吉秀昭がチーム浮上の鍵を握る国士舘大学

添田新監督のもと3年ぶりの参戦!

 前回の予選会は10秒差で涙をのんだが、今季から添田正美駅伝監督が就任。6月の全日本大学駅伝選考会を6年ぶりに通過するなど、前半戦から結果を残してきた。箱根予選会は9位と苦しみながらも3年ぶりに突破を果たすと、全日本は14位でゴールしている。

 チームの主力は1万m28分台の石井秀昂(4年)と住吉秀昭(2年)。石井は主将としてチームを引っ張り、予選会でチームトップの住吉は、全日本1区でも区間11位とまずまずの走りを見せた。住吉は5区のプランもあるというが、ふたりを1、2区に起用する可能性が高い。序盤でうまく流れに乗って、八巻雄飛(3年)、戸澤奨(2年)らでさらに加速したい。

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