【続・東京マラソンへの道】中島彩「100キロマラソン、その結末は?」

  • 中島彩●文・写真 text & photo by Nakajima Aya

スタート前に葛飾区観光協会広報課長の「モンチッチ」と記念撮影!スタート前に葛飾区観光協会広報課長の「モンチッチ」と記念撮影!市民ランナー・中島彩の「続・東京マラソンへの道」

 みなさん、こんにちは! 『走るフリーアナウンサー』の中島彩です。6月1日、私は「東京・柴又100K」の100キロマラソンにチャレンジしてきました。人生初の100キロマラソン完走に向けて、頑張って練習してきたのですが......、残念ながら、70キロまでしか走れませんでした。しかし、70キロの道のりでさまざまな出会いがあったので、10時間かけて70キロ走った思い出を振り返りたいと思います。今回のテーマは、『RUN×70キロの10時間』です!

【スタート→10キロ】 ランナー同士の挨拶だけで10キロ走破?

 スタートは東京・柴又の河川敷。江戸川沿いを茨城県に向かって、ひたすらまっすぐ走るコースです。レース当日は晴天に恵まれたので、8時のスタート時から、「すでに暑い!」状態でした。スタートしてから数キロは、ランナーのみなさんのテンションが高く、「中島さん、頑張りましょうね!」「彩さん、私も100キロは初めてです!」と、次々に声をかけてくださいました。ランナーと励ましあっていると、ワクワクしてきますね。2000人ものランナーが100キロに挑戦するんだという実感と、「100キロの旅の仲間がこんなにいるんだ!」という心強さを感じました。挨拶しているうちに、10キロ地点を通過していましたよ!

【10キロ→30キロ】 給食ポイントでラーメンが登場!

 10キロから20キロ付近になると、ようやく自分のペースが落ち着いてきました。20キロの給食ポイントでは、和歌山県産の紀州梅が登場。スタッフの方に「どんどん食べて!」と言われたので、足を止めて何個も味わってしまいました(笑)。

 そして25キロ地点、つまり100キロマラソンの4分の1を通過して、30キロ付近の給食ポイントで出てきたのは、なんとラーメン! 「レース中にラーメンなんて食べられるの?」と思いつつ、ラーメンの匂いにつられ、私は給食コーナーに吸い寄せられました。そしていざ食べてみると、とっても美味しい! 私は無言でラーメンを食べ続けました(笑)。わずか1~2分でスープまで完食。おかわりしたくなりましたが、関門の制限時間もあるので断念!

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