【続・東京マラソンへの道】中島彩「マラニックって知っていますか?」

  • 中島彩●文・写真 text & photo by Nakajima Aya

美味しいものを食べながら、みんなとゆっくり走るマラニックにハマりそうです!美味しいものを食べながら、みんなとゆっくり走るマラニックにハマりそうです!市民ランナー・中島彩の「続・東京マラソンへの道」

 みなさん、こんにちは! 「走るフリーアナウンサー」の中島彩です。暖かくなってきたので、走っていて気持ちがいいですね。特に晴れた日は、ついお出かけしたくなります。ちょっと足をのばして「遠足」なんて最高ですよね! というわけで、今回のテーマは、「RUN×遠足」です!

 実は先日、私は「マラニック」という新しいランにチャレンジしてきました!

 マラニック? 聞き慣れない言葉かと思うのですが、「マラソン」と、「ピクニック」を結びつけた造語なんです。近年、流行っていて、マラソン大会のように順位やタイムを重視せず、ピクニック気分でランニングを楽しむのです。長距離を走ることを目的とせず、ゆっくり走ったり、たまに歩いたり......。まさに「遠足」ですね!

 マラニックは、あらかじめ決めたコースに沿って、山や川の景色を楽しみ、途中で食事や休憩を挟みながら走ります。今回は、体験したマラニックを振り返りながら、その魅力をお伝えしようと思います。

(1)東村山でマラニック初体験!

 今回、友人に誘われたマラニックの場所は、東京・多摩地区にある東村山。約10人の仲間とともに、初マラニックを体験してきました。13キロのコースで、14時にスタートし、17時に終了予定。この長時間かけて行なう点が、マラニックの楽しくもあり、少し大変なポイントでもあるそうです。しかし、マラニック初体験の私は、そんなことも知らずに、とりあえず参加!

 まずは簡単なウォーク後、東村山にある八国山緑地に入ってストレッチ。その後、ゆっくり走り始めます。八国山緑地は野山の細道といった光景で、ちょっとした山登りのコースを、1キロ8分ぐらいのペースで走っていきます。驚いたのは、みんなが途切れることなく、おしゃべりをしていること。そして少し坂道が急になれば、ウォーキング。おしゃべりができないほどの呼吸にならないよう、心がけているのだそうです。マラニックは、『おしゃべり>走り続ける』なんですね!

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