日本唯一の団体金メダル。
ゴールボール女子はリオパラで再び輝くか (3ページ目)
ロンドンパラのときのメンバーが久しぶりに揃った。(左から)安達阿記子、浦田理恵、小宮正江 2014年の仁川アジアパラ競技大会(韓国)で銅メダルに終わった日本は、リオの出場権がかかった2015年5月のIBSA世界選手権(韓国)で中国に敗れ、準々決勝敗退。上位2か国に与えられるリオ切符を獲得することができず、リオの出場権決定は11月のアジアパシフィック選手権(中国)まで持ち越されることになった。ところが、昨年7月のジャパンパラ競技大会では、浦田がケガ、安達が体調不良で出場できず。4カ国中4位に沈んでしまう。パラリンピック連覇どころか、もはやリオに出場することさえ困難かと思われた。
だが、ロンドンパラリンピックで控えメンバーだった若杉遥の成長、そして主力2人の復活もあり、日本はアジアパシフィック選手権で見事に優勝。決勝ではライバル中国相手に1-0の完封勝ちという勝負強さを見せ、ラスト1枚のリオ切符をもぎ取ったのだ。
その最終予選で、値千金の1点を決めた安達は言う。
「出場権を獲ることが難しかったけれど、それをしっかり獲って、リオというステージに上がることができた。だからこそ、リオでは結果にこだわった戦いをしたい」
ロンドンの金メダルゲームで決勝点を挙げたのも彼女だった。粘り強い守備で守り抜き、少ないチャンスをものにする。これが日本の必勝パターンなのだ。
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