【カーリング】藤澤五月が語る"次の4年" 新生ロコ・ソラーレ始動「自分に自信を持って投げられるか」 (2ページ目)
ロコ・ソラーレも転換期にある。3月の世界選手権を最後に、長きにわたってともに戦ってきた吉田知那美がチームを離れ、これまでフィフスとしてスポット参戦が続いていた松澤弥子が正式に加入。吉田知のポジションには彼女が入り、リード・吉田夕梨花、セカンド・鈴木夕湖、サード・松澤、スキップ・藤澤という陣容で戦うことになった。
北海道ツアーでは4大会のうち、先述のどうぎんクラシックと、地元・北見市で行われたアドヴィックスカップ、アルゴグラフィックスカップの3大会に出場。それぞれ、予選敗退、準優勝、4位という成績に終わった。
それらの結果を受けて、藤澤は「(北海道ツアーでは)3人でチャレンジしてきたけれど、内容としては一歩ずつ向上している」と語った。「3人」というのは、藤澤自身と、鈴木、松澤のことだ。
というのも、今季開幕前にリードの吉田夕が自身のSNSで「オリンピック後の新たなシーズンを迎えるにあたり、今後のさらなる成長と競技力向上を見据え」と綴り、メンタルとフィジカル両面の土台作りのため、シーズン序盤の国内大会への出場を見送っているからだ。
それについて問われた際、藤澤は「チームとしても(各々が)お互いに理解したうえで今季をスタートしている。次の4年を踏まえての準備期間」とコメントした。このとき初めて、藤澤は「次の4年」と口にし、フランスアルプス五輪を目指すことを明言した。
そのうえで、今季に向けてはこう語っている。
「チームの目標としては、日本選手権で勝つこと。プラス、日本選手権に向かってピーキングしながら、今までのロコ・ソラーレに弥子ちゃんが入るのではなく、(これまでの)固定概念にとらわれず、新しいチャレンジをどんどんやっていく。そういうシーズンになると思います」
さらに、藤澤は「個人的には」と話を続けた。
「メンタルをどう準備していくのか、というのは課題です。自分自身に自信を持って投げられるか。
正直、日本選手権は自分に自信がないなかで、ネガティブなメンタルで迎えてしまった。それは、これだけ長くカーリングやっているので、練習で身につくとも思えない。氷上練習とは別に、メンタルを作る時間は必要だと思っています」
このあと、ロコ・ソラーレは9月17日から始まる軽井沢国際カーリングに挑んで、10月上旬にカナダへ出発。ここから、吉田夕も合流して2~3カ月の遠征をこなす。
次の4年。それは、ロコ・ソラーレの実績や強さをつないでいくというより、新しいチームを育てていく――そんな決意が感じられた夏だった。
「4年って、本当にあっという間なので」とつぶやいた藤澤。やるべきことは多いが、まず目指すは、2023年から離れている国内の王座奪還だ。
はたして、ロコ・ソラーレと藤澤にとって、次なる4年はどんな"新章"になるのだろうか。
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