フェンシング・尾﨑世梨が感じた、海外遠征で生きた大学での授業と英語力「文武両道を目指せば絶対に役に立つ」 (4ページ目)
――文武両道を目指す子どもたちに向けてアドバイスをお願いします。
時間は有限ではありますが、必ず時間を作ることができます。文武両道を目指せば、将来、絶対に自分の役に立つ時が来ます。生きていくうえで、勉強は大切なことで自分に返ってくることなので、知識があればあるほど、絶対に自分のためになることだと思います。将来の自分のために時間を上手に使って、自分の好きなことも勉強も頑張ってほしいですね。
――最後に今後のフェンシングでの目標を教えてください。
大きな目標はロサンゼルス五輪です。パリ五輪では成し遂げられなかった個人戦の出場と、個人・団体ともに金メダルを目指していきたいと思っています。直近だと世界選手権(7月22日~30日@ジョージア)があるので、そこでしっかり個人も団体もメダルを獲得して、自分のできる100%のパフォーマンスを発揮できるようにするのが目標です。
【Profile】
尾﨑世梨(おざき・せり)
2002年9月22日生まれ、北海道出身。中学1年からフェンシングを始め、中学2・3年時に全国優勝を経験。将来性を見込まれ代表合宿や海外遠征に参加するようになり、各大会で好成績を残す。高校2年時に全国高校総体2位となり、3年時はジュニアオリンピックカップで日本一に。大学進学後の2022年には世界選手権の女子サーブル団体で銅メダル獲得に貢献。2024年のパリ五輪で女子サーブル団体に出場し銅メダルを獲得した。2025年1月のワールドカップ女子サーブル団体では日本サーブル史上初の金メダルを獲得するなど、各種大会で結果を残している。
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