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「デブとからかわれて...」ネガティブな美術部女子がバキバキボディに大変身! 山下桃伽(18歳)「筋トレ女子は男性ウケよくなくて(笑)」 (3ページ目)

  • 武松佑季●取材・文 text by Takematsu Yuki

●憧れの選手を追いかけて

ーーダイエットという当初の目的は達成されたと思いますが、なぜ大会を目指そうと?

 トレーニング自体が好きになったので、このまま続けるなら次の目標を設定したほうがいいなと。インスタグラムで(IFBB<国際ボディビルダーズ連盟>エリートプロの)山田朝美選手を見てずっとカッコいいと思っていて、山田選手と同じ「フィギュア」カテゴリで大会への出場を目標にすることを決めました。

ーーフィギュアとはどんな競技なんですか?

 女性のカテゴリのなかでは全体的に筋肉量が必要で、肩や背中、腹筋、脚などハードにトレーニングをして大きい筋肉をつけなきゃいけない競技なんです。

この記事に関連する写真を見るーー山下さんは、ふだんと競技中のギャップもありますね。

 競技用メイクというのがあるんで、それは一生懸命勉強しました。ふだんの自分のメイクと違っていて、つけまつ毛をつけたり、目が埋まるくらいアイシャドウを塗ったり。会場の光が強いから白飛びしないようにめちゃくちゃメイクを濃くするんですよ。

ーーそしてトレーニングを始めてから約1年半後の「2021ウェスト ジャパン チャンピオンシップス」でコンテスト初出場。翌年にはアマチュア大会の最高峰「オリンピア アマチュア ジャパン2022」に最年少出場を果たしました。

 出場者は年上の方ばかりなのでいろいろかわいがってもらいました(笑)。大会に出るようになってトレーニング仲間も増えたし、「オリンピア アマチュア ジャパン」の時は同世代の人から応援メッセージの手紙や当日の差し入れをたくさんいただけました。そういう意味でもトレーニングを頑張ってきてよかったなと思えました。

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