人気女子プロ・岩田夏海が明かすダーツ業界。生計の立て方やコロナ禍での苦境も語った
プロダーツプレーヤーの岩田夏海この記事に関連する写真を見る趣味や娯楽として気軽に楽しむことができるダーツ。一方、スポーツ競技として世界的に普及してきており、プロとして活躍する選手が日本にも数多くいる。その中で近年、人気・実力ともに大きく飛躍を遂げているのが、プロダーツプレーヤーの岩田夏海だ。
2018年に開催された、女子プロ選手が参加する年間を通じたダーツトーナメント『JAPAN LADIES』の広島大会で初優勝を遂げると、翌19年には国内年間ランキング2位と躍進。軸のブレないフォームと強気なスタイルで、一気に実力派プレーヤーへと上り詰めた。"おなつ"の愛称で親しまれ、試合以外でもファンや愛好家との交流を図り、各地でダーツの魅力を伝えている
今回、そんな岩田にインタビュー。ダーツとの出会いやプロの道へ進んだきっかけ、あまり知られていないダーツのプロの世界について語ってもらった。
ーーダーツを始めたきっかけを教えてください。
岩田夏海(以下、岩田) 20歳の時に地元の千葉県内にある小さなバーで働いていて、そこにダーツマシンが置いてありました。お客さんと一緒に投げて遊んでいるうちに楽しくてのめり込んでいき、一気にハマって、すぐに「マイダーツ」も買いました。
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