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石郷岡葉純がチーム中部電力を語る。「うちは攻めたがりが多い」 (4ページ目)

  • 竹田聡一郎●取材・構成 text by Takeda Soichiro
  • 藤巻 剛●撮影 photo by Fujimaki Goh

――中嶋選手とのいいコンビは健在ですか。

「そうですね。いいバランスだと思います。べぇちゃんがスキップをやらないのは、『私は頑固だから、スキップをやったら、みんなの意見を聞かないかもしれない』と。それで、今のバイスとしてフォースを投げるポジションに、自分で収まった感じです。ラストロックは、彼女(北澤)の投げたいショットと、(チームの)作戦と照らし合わせて決めます」

――そういったなかで、石郷岡選手の役割はどういったものですか。

「(作戦などは)基本的に他の3人に任せていますけど、うちは攻めたがりが多いチームなので、ハウスが混み合っている時だけ、(自分が)ディフェンシブな考え方を伝える、そんな感じですね。チームとして、バランスは取れていると思っているので、(自分は)誰かが調子を落としたら、その人に寄り添ってコミュニケーションを取ったりすることとか、意識しています」

――アイスの外、たとえば遠征時などでは、どういった役割分担になっているのでしょうか。

「現地での食事関係の会計は、(松村)千秋さんが担当。ホテルは、他の3人が順番で決済したりしていますね。あと、私は大会運営の担当者にメールで連絡したり、試合のエントリーをしたり、そういう仕事もしています。多くの人と英語でメールのやり取りをするのは、いい勉強になっています」

――遠征時に欠かせないものはありますか。

「私は、今でも泳ぐことが大好きで。カナダのホテルって、結構プールが併設されているので、競技用水着は必ず持っていきます。それで、各地でガチ泳ぎしています(笑)」

――石郷岡選手は、これまでにいろいろなスポーツを経験して、習い事や趣味なども多岐にわたっていますね。

「そうかもしれません。水泳とカーリング、中学校の時には陸上をやっていた時期もありました。高校では、ダンス部と軽音楽部に所属していました」

――軽音楽部では、何の担当だったのでしょう。

「ギター&ボーカルです」

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