2019.12.23

ケイン・コスギも苦しんだ。
悪天候の「SASUKE」の恐ろしさ

  • 本田雄士●撮影 photo by Honda Takeshi 協力/TBS

サスケ君のSASUKE勝利学 第6回  (第1回から読む>>)

■冬は極寒、夏は灼熱の聖地・緑山

 こんにちは、森本裕介です。

『SASUKE』の番組公式Twitterを追いかけている熱狂的なファンの皆さんはもうご存知だと思いますが、12月31日(火)19時より放送予定の第37回大会の収録は、悪天候の影響で大変な現場となりました……! 僕が過去に出場したどの大会と比べても、最も厳しい環境だったと断言できます。

 聖地・緑山の屋外にコースが設立されるSASUKEは、すなわち天候、環境との戦いでもあります。

 あのケイン・コスギさんが滝のような大雨の中、FINALステージの綱登りに挑んだ伝説の2001年・第8回大会。実況を務めた古舘伊知郎さんの「ケインの悔し涙か! この雨は!!」は、今もSASUKEマニアの間で語り草となっている名ゼリフです。

 夜露の大量発生により多くのリタイア者が続出し、収録延期に追い込まれた「夜露サスペンデッド」2016年の第32回大会。アメリカ版SASUKEの完全制覇者ドリュー・ドレッシェル選手が夜露で滑りながらも圧巻のパフォーマンスで1stステージを突破したのが印象的でした。

 今回は、そんなSASUKEでは避けて通ることのできない「環境への適応」ということをテーマに語らせていただきます。

霧の立ちこめるなか出番を待つ森本(右)とゼッケン99番の川口朋広。今年の大晦日に放送予定の第37回大会は過酷な大会となった
 先に述べたとおり、SASUKEの収録は完全に屋外で行なわれます。緑山の会場は普段はだだっぴろい広場で、もちろん屋根などもありません。冬は寒さ、夏は暑さに対する対策を立てるのが常連選手たちの間では常識になっています。連載第5回でも紹介しましたが、空き時間をレンタカーの中で過ごし、余計な体力の消耗を避けるというのは有効な対策方法のひとつです。