通勤でも職場でも公園でも...。サスケ君の驚くべきトレーニング方法

  • 本田雄士●撮影 photo by Honda Takeshi 協力/TBS

サスケ君のSASUKE勝利学 第4回  (第1回から読む>>)

こんにちは、森本裕介です。

 トレーニング計画を立て、映像を見直して気になるところをチェックする。僕の場合、大会終了後はいきなり体を動かすのではなく、連載第2回、第3回でご紹介したように「SASUKEの研究」を始めるところからスタートします。

 例えば「ドラゴングライダー」が初登場した第35回大会の後は、特にそのエリアで印象的な落ち方をした人、逆に上手にクリアした人の動きを何度も見返して、「このタイミングでためをつくるのがいいんだな」「この跳び方は良くないな」など成功例と失敗例を研究しました。まずはエリアの攻略方法とトレーニングの方針を決めて、それからようやく実際に身体を動かし始めます。

「ドラゴングライダー」。トランポリンを使って上空のバーを掴み、レールの上を高速でグライドしながら2本目のバーに飛び移る、1stステージの難関エリア「ドラゴングライダー」。トランポリンを使って上空のバーを掴み、レールの上を高速でグライドしながら2本目のバーに飛び移る、1stステージの難関エリア
 SASUKEのトレーニングは、1年間ずっと同じ内容をやっているわけではありません。時期によってやる内容は変えますし、強度にも緩急をつけます。
 
 例えば、

・エリアの攻略法を研究したり、トレーニング計画を立てたりする時期
・セットを作り替えたり新設したりして、練習環境を構築する時期
・自分の動きを撮影し、コマ送りで何度も見て修正を重ね、技術を向上させる時期
・筋力が不足しているとわかり、徹底的に筋力を鍛える時期
・本番が近くなり、通し練習など実戦に近い練習をする時期
・本番でベストパフォーマンスが出せるように、休養やイメージトレーニングを中心にするコンディショニングの時期

 など、パッと思いつくだけでも時期によってこれだけやっていることが変わってきます。これらについて詳細に述べると軽く一冊本が書けてしまうので、ここでは割愛させていただきます(笑)。

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