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サスケ君の驚くべきトレーニング方法 (2ページ目)
本稿では、SASUKEのセットを使わずに僕が近くの公園や階段を使って行なっているSASUKEトレーニングをご紹介します。
よく聞かれるのが、「セットを作らなければSASUKEの練習ってできないんですか?」ということ。もちろん、似たようなものを自分で作れる、もしくは作った人が知り合いにいる、という環境がベストではあります。ですが、ちょっとした工夫で身の回りにあるものを用いてSASUKEのトレーニングをすることは可能です。
まず、僕がコンディショニングでよくやるのが、公園にあるポールなどを使ってのバランス。フェンスや、ブランコを囲っているような柵など、ああいう細いレール状のものの上に乗って、歩きながらバランスを取ります。
これは体幹やバランス感覚を鍛えるという意味もありますが、それ以上に集中力をつけるいい練習になるのでオススメです。ポールの上を歩いて、足の裏の感覚や自分の重心がどこにあるのかを感じながら、ほかのことは一切考えずにそれだけに集中する。SASUKEの攻略には集中力がとても大切です。アメリカ版SASUKEの完全制覇者であるドリュー・ドレッシェル選手も「大切なのは集中力」とVTRの中で述べています。
SASUKEが好きな人の多くは、公園でのトレーニングをすでにやったことがあるかと思いますので、もう少しハイレベルなお話を。こういったトレーニングは体力面の向上ももちろん目的のひとつではあるのですが、ほかにも意識すべきことがあります。
例えば、力の緩急、呼吸法です。SASUKEの1stステージは(前回の第36回大会では)85秒の制限時間で挑戦するのですが、この85秒間常に全力で力を込めていると終盤のエリアで必ず力尽きます。うまく体力配分しないと、どんなに体力がある人でも最後の「そり立つ壁」を登れずにタイムアップです。なので、普段の公園トレーニングの時から常にこれらを意識します。
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