カーリングに青春を捧げた吉村紗也香「好きなものはお笑いとお寿司」 (5ページ目)

  • 竹田聡一郎●取材・構成 text by Takeda Soichiro
  • 甲斐啓二郎●撮影 photo by Kai Keijiro

――今季は海外遠征がとくに多いシーズンですが、チームで必ず持っていくものはありますか。

「やっぱり、試合前にはしっかりとお米を食べたいので、白米を持ち込んで海外でも自炊していますね。そのために炊飯器とホットプレート、調味料などを食料バッグに詰め込んで出発します。ホットプレートは煮たり、焼いたり、いろいろできますが、そこで鍋料理をすることが結構多いかな」

――料理は誰がやるのでしょうか。

「基本的にメンバーみんなでやります。役割分担を明確に決めたことはないんですが、調理が始まると自然と役割分担ができていて、今、出汁をとっているから野菜を切っておこう......とか、みんながそれぞれ判断して動いていますね。なので、ご飯を作るのはめちゃくちゃ早いです。単純にお腹が減っていて、早く食べたいだけかもしれないけれど」

――逆に遠征から帰ってきたら、必ず食べるものはありますか。

「この間、カナダから帰ってきたときは『トリトン』(※北海道で人気の回転寿司チェーン)に行きました。お寿司が好きなので、海外から帰ってくると、お寿司屋さんには必ず行きます」

――やっと吉村選手のパーソナルな部分が見えてきたような気がしますが、カーリング以外の人生設計というか、将来のことについて考えたりしているのでしょうか。

「トップ選手のひとりであるスウェーデンのアンナ・ハッセルボリ選手が、平昌五輪のあとに結婚を発表しましたし、私もいい人がいれば......。結婚願望もありますし、子どももほしいです。ただ、相手がいないことには具体的なイメージはなかなか......」

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