よじ登れ! 馬場ふみか!
「人生は重力と壁。生きるのって大変だ」 (2ページ目)
馬場さんもやはり、この黄色い箱に足を掛けるまでが難しい様子。そこまであと一歩のところにある掴みにくい緑のホールドが難関だ。
「握るところがない! まるごと掴む感じ。どこをどう持ったらいいんでしょうか?」
こんな感じで、とアドバイスをしながら見本を石山さんが示していると、「なんでそんなに掴めるんですか? 力は?」と馬場さんから矢継ぎ早に質問が飛ぶ。
石山さんが「力は入ってないんですよ」と答えると「力が入ってないという意味がわからない」と不思議そう。そのあとも休憩を挟みながら挑戦したものの腕の疲労は溜まる一方で、この壁は断念となった。
「思ったより難しい......。けど、こうやって壁にぶち当たって、クリアしてくのがボルダリングの楽しみなんですよね」と、納得した表情だ。ここで終わりかと思いきや、諦めないのが馬場さん。同じレベルの違う壁に挑戦することになった。
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