驚異の太ももパワーで五輪メダルに
まっしぐら。女子自転車・梶原悠未
知られざる女子日本代表〜Beautiful woman(8)
ロードバイクのブームとともに、日本でも人気が広がってきた自転車競技。欧州を舞台にした、ツール・ド・フランス、ジロ・デ・イタリア、ブエルタ・ア・エスパーニャの"3大ツール"が有名だが、日本国内でも最高峰のJプロツアーをはじめ、さまざまなカテゴリーのレースが開催されている。
自転車競技には大きく分けて、公道や私道で行なわれるロードレースと、バンク(傾斜)のついた専用競技場で行なわれるトラックレースがある。どちらもオリンピック種目になっていて、ロードとトラックの両方をこなす選手もいる。また、3大ツールをはじめ男子の競技がメジャーな存在ではあるが、実は各カテゴリーで女子のレースも盛んだ。
現役の日本人選手としては、3大ツールの出場経験も豊富な別府史之(べっぷ ふみゆき)、新城幸也(あらしろ ゆきや)が有名だが、女子でも萩原麻由子、與那嶺恵理(よなみね えり)が欧州の有力チームに所属して国際舞台で活躍してきた(※萩原は現在、病気療養のため活動休止中)。そして、その萩原、與那嶺に続く新世代の女子自転車選手として期待されているのが、20歳の梶原悠未(かじはら ゆうみ・筑波大)だ。
スプリント勝負で瞬発力を生み出す太もも回りは60cmある
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