Jに2100億円投入のダ・ゾーン、
「ベイスターズでも実験しますよ」 (3ページ目)
――日本のプロ野球以外のコンテンツでは、JリーグをはじめVリーグなどラインナップにありますが、将来的に日本のコンテンツは世界やアジアで需要を見込めるでしょうか。また今後はアジアへ市場を広げていくのでしょうか。
「DAZNは日本に先だって、ドイツ、スイス、オーストリアで配信を開始しました。まず私たちのここ半年の目標は、日本を含めた今ある市場で結果を出すことです。
しかし2~3年後、今ある市場以外にも展開をしていく予定があります。現時点でどこの国とは言えませんが、その中にはアジアの国々が含まれる可能性があります。もしそうなったときには日本のスポーツ・ライツホルダーと話して、アジアで放送権を獲得していきたいと思っています。
今のリストに載っているラインナップはあくまでもスタートラインでしかありません。我々のミッションは、スポーツを愛するファンへのサービスが一番であり、それに見合うコンテンツを提供すること。本物のプレミアムスポーツを使いやすくアクセスのしやすい環境において、手頃な価格で提供する。そのためにはさらに日本のスポーツや国際スポーツの放映権を獲得し続けなければいけません」
――月額定額1750円(税抜き)という価格については、どのように考えますか。
「現在のスポーツメディア業界が分散されてしまっている状況はDAZNにとってチャンスだと考えています。従来型の視聴料を払う有料テレビは割と高くて、野球が見たい、UFCが見たい、サッカーが見たいといくつかのチャンネルやパッケージを選択すると、月額で8000~10000円ぐらいかかってしまいます。
しかし、弊社は値段も形態も完全に違うシステムでサービスを提供します。IPベースでテレビゲーム機やタブレットでも視聴可能。さらにネットなので、お客さんの声や反応を見て、素早くリアクションすることも可能です。
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