2016.08.10

バドミントン高橋&松友ペアが
「金メダルに一番近い」理由

  • 折山淑美●文 text by Oriyama Toshimi
  • photo by REUTERS/AFLO

 リオ五輪での活躍が期待される高橋礼華(左)と松友美佐紀(右)世界ランキング1位でリオデジャネイロ五輪に挑む、バドミントン女子ダブルスの高橋礼華(26歳)&松友美佐紀(24歳)ペア。4チーム×4グループで行なわれる五輪本番のグループリーグでも第1シードとなって、グループAで世界ランク11位のオランダペア、16位のタイペア、22位のインドペアと対戦する。

 このグループリーグを1位で勝ち抜いて決勝トーナメント(グループリーグ上位2チームが進出)に駒を進めることができれば、最大のライバルとなる世界ランキング2位の中国ペア(於洋&唐淵渟)とは、順当なら決勝で激突することになる。

 高橋&松友が狙うのは、もちろん金メダル。そんな彼女たちにとって、大会前には追い風となる出来事があった。日本バドミントン協会の今井茂満理事が説明する。

「大会直前になって、五輪連覇を狙っていた中国の趙雷ウン&田卿ペア(世界ランク3位)の趙選手が、今回は混合ダブルスに専念し、女子ダブルスに出場しないことになった。これは、日本にとってかなり大きい」

 趙は女子ダブルス選手の中で「№1プレーヤー」と言われるほどの実力者。その趙と田卿のペアは、前回のロンドン五輪で金メダルを獲得し、その後の世界選手権でも2連覇中という強豪だ。頂点を狙う高橋&松友ペアにとって、それほどの”難敵”がいなくなったことは、確かに相当なプラス材料となるだろう。