2016.04.30

【月刊・白鵬】横綱の相撲界への道を拓いた、知られざる「恩人」

  • 武田葉月●構成 text&photo by Takeda Hazuki

5月場所で37回目の優勝を狙う白鵬 それにしても、人と人との出会いというのは、不思議なものです。私は、浅野会長との出会いによって、新たな道が拓かれました。そして今なお、私はその道、相撲道に励んでいます。これには、感謝の気持ちしかありません。

 さて、5月8日からは大相撲夏場所(5月場所)が始まります。先場所、36回目の優勝を果たした私は、久しぶりに東の正横綱となりました。それだけでも、気持ちが引き締まります。

 一方で、初場所(1月場所)で初優勝を飾った大関・琴奨菊に、その琴奨菊に刺激を受けた大関・稀勢の里と、ふたりの日本人大関も気合いがみなぎっているようです。横綱審議委員会の稽古総見でも、ともに積極的に申し合い稽古を重ねていましたからね。近いうちに日本出身横綱の誕生なるか、期待が膨らみます。

 他にも、新三役の勢、前頭2枚目まで番付を上げた新鋭の正代など、注目力士がたくさんいます。今場所も見どころ満載の大相撲。ぜひ楽しんでいただければと思います。

 そのためにも、私は先場所に引き続いての優勝を狙って、一層盛り上げていけるよう、がんばります。

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