【月刊・白鵬】横綱が「レジェンド」として敬愛するアスリート (3ページ目)
奇しくも4日目、私は旭天鵬関の通算勝利数(924勝※)の記録に並びました。それは自分にとって、とてもうれしいことでした。というのも、私がモンゴルで過ごしていた少年時代、テレビ画面を通して見ていたスターが、旭天鵬関だったからです。そういう意味では今、同じ土俵に上がっていることは、非常に感慨深く、また不思議な感覚でもありますね。
※名古屋場所10日目終了時点では、白鵬が通算929勝、旭天鵬は通算927勝。
先日、一緒に食事をする機会があったのですが、その際も自らの体調の悪さなどまったく見せず、逆に私のほうが励まされてしまいました。いろいろな意味で「角界のレジェンド」と呼ばれるだけの存在だなぁ、と改めて痛感させられました。
思えば、日本のスポーツ界には、他にも「レジェンド」と呼ばれる存在がたくさんいますね。プロ野球界で言えば、49歳の山本昌投手(中日ドラゴンズ)。サッカー界には、48歳の三浦知良選手(横浜FC)がいます。そして、テニス界のクルム伊達公子選手(44歳)や、ジャンプ界の葛西紀明選手(43歳)など、彼らはまさしく「レジェンド」ですね。
また、先日のサッカー女子W杯で準優勝という立派な成績を収めた、なでしこジャパンの澤穂希選手(36歳/INAC神戸)も、間違いなく「レジェンド」の域にある選手だと思います。
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