2015.07.22

【月刊・白鵬】横綱が「レジェンド」として敬愛するアスリート

  • 武田葉月●構成 text&photo by Takeda Hazuki

第52回:レジェンド

名古屋場所では屋外に稽古場があって、横綱の肌もこんがりと日焼けしている。史上最多優勝を誇る横綱は、
まさに「レジェンド」だが、
横綱自身が「レジェンド」と
呼ぶ存在は、他にいる。
その偉大なる人物たちについて
横綱が語る――。

 7月12日に初日を迎えた大相撲名古屋場所(7月場所)は、はや終盤戦を迎えています。

 私は10日目を終えて、9勝1敗。初日の宝富士(小結)戦、2日目の高安(前頭2枚目)戦は、1分を超える長い相撲となりましたが、3日目の栃ノ心(前頭筆頭)戦からは、徐々に本来の相撲の感覚が戻ってきた感じがしています。

 場所前には、例年のようにいくつかの部屋へと出稽古に行きました。大関・稀勢の里や高安のいる田子ノ浦部屋をはじめ、旭天鵬関(前頭11枚目)や魁聖(前頭3枚目)が所属する友綱部屋、さらに九重部屋にも出向いていきました。また、私の所属する宮城野部屋にも友綱部屋の力士たちが出稽古に来るなどして、さまざまなタイプの力士たちと稽古をこなすことができ、充実した日々を過ごすことができました。その成果が、だんだん出始めているのでしょう。

 ちなみに、宮城野部屋の名古屋宿舎は、緑区内のお寺にあります。そして、そのお寺の敷地の一部をお借りして、稽古土俵を作っています。つまり、屋外にあります。名古屋場所では、そうした稽古環境の部屋が多いですね。おかげで、どうしても日焼けをしてしまいます。土俵の周りをシートで覆っているため、いわゆる露天というわけではないのですが、私の肌もいい感じに小麦色になっています。テレビ中継などで気づかれた方もいるのではないでしょうか。