上薗恋奈(13歳)「緊張はあるけど...むしろ見てほしい」 フィギュアスケート界の新星は応援を力に (4ページ目)

  • 小宮良之●取材・文 text by Komiya Yoshiyuki
  • 能登 直●撮影 photo by Noto Sunao(a presto)

【スピードを出しながらのジャンプが強み】

ーー全日本のフリーでは冒頭、3回転ルッツ+3回転トーループの大技をみごとに決め、3回転フリップ+2回転トーループも完璧に降りていました。トージャンプが得意ですか?

 アクセルとルッツが好きです。アクセルはトリプルも挑戦していきたいです。(最高難度の)ルッツはトリプルをやるようになってから、得意になってきて。ルッツはアウトじゃないと跳べなくて、どちらかというとフリップにアテンションがついてしまうことがあるんですけど。

ーーインタビューのなかで、「自分の魅力を見せたい」と強調している記事を見かけましたが、「自分の魅力」とは?

 スピードを出しながらジャンプを飛べること、だと思います。また、プログラムの曲に合った表現をすることが好きなので。自分のできることを全力でやって、観ている方々に届けられる演技がしたいですね。

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後編<「休日はおしゃれしてお出かけしてます!」13歳・上薗恋奈が意識するオンとオフ...来季はトリプルアクセルに挑む>を読む

撮影協力/愛・地球博記念公園(モリコロパーク)

【プロフィール】
上薗恋奈 うえぞの・れな 
2010年、愛知県生まれ。5歳の時からフィギュアスケートを始める。現在は、樋口美穂子コーチのLYSフィギュアスケートクラブに所属。2023−2024シーズンは、ジュニアGPファイナル3位、全日本ジュニア選手権3位、全日本選手権4位、世界ジュニア選手権3位など大躍進。

著者プロフィール

  • 小宮良之

    小宮良之 (こみやよしゆき)

    スポーツライター。1972年生まれ、横浜出身。大学卒業後にバルセロナに渡り、スポーツライターに。語学力を駆使して五輪、W杯を現地取材後、06年に帰国。著書は20冊以上で『導かれし者』(角川文庫)、『アンチ・ドロップアウト』(集英社)など。『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューし、2020年12月には『氷上のフェニックス』(角川文庫)を刊行。パリ五輪ではバレーボールを中心に取材。

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