上薗恋奈(13歳)「緊張はあるけど...むしろ見てほしい」 フィギュアスケート界の新星は応援を力に (3ページ目)
【活躍を支えるコーチの言葉と観客の応援】
ーージュニアデビューシーズンの13歳で、全日本選手権4位は快挙と言えるでしょう。ショートプログラム(SP)が終わった段階で最終グループ入りし、メディアのなかでも「小学5年生で表彰台に立った伊藤みどり以来、43大会ぶりの快挙か!?」と騒がれていたほどで......。
フリーの最終グループに入れて、自分でもやっていて楽しかったです。あの舞台で自分の演技をできたのは、すごくよかったなって思います。
ーーSPが終わったあと、樋口先生からはどんな言葉をかけられましたか?
先生には「13歳での全日本はこれで最後だよ」って言っていただきました。そして、「集中して頑張って滑って」って。おかげで自分の演技に集中できました。
ーー練習と同じ精度で試合でも滑っているように見えました。それは決して、簡単なことではありません。
練習は好きです。練習をしっかりやっておかないと、試合でも自分の演技を出せないので。どっちも大事だと思ってやっています。
ーーフリーでは体力的にかなりきついはずの構成なのに、むしろ終盤に活力が増したようにすら映りました。
やっぱり演技を続けていると体力は減っていきます(笑)。でも、会場の手拍子で頑張れたっていうのはありますね。本当に、先生方にいろいろ教えていただいたおかげで、あそこまでできたのかなって。
ーー全日本のSPは火星を想起させるような深紅の衣装、フリーは白地にゴールドで王女のような衣装でした。これを着たい、と思う衣装は?
衣装は......先生と衣裳の方にお任せしています!
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