村元哉中&髙橋大輔、転倒前にあった小さな異変。「ガッと緊張が上がってしまった」 (2ページ目)
途中転倒するミスがあり、得点は自己ベストから10点以上下回ったこの記事に関連する写真を見る【全日本の"魔物"がふたりを襲う】
ズエワコーチは来日できなかったが、それぞれのシングル時代の恩師である濱田美栄コーチ、長光歌子コーチのふたりが助っ人に立つことになった。心強い味方だ。
「『リンクサイドに立ってくれませんか』っていうお願いを、喜んで引き受けてくれたのがうれしかったですね。なんだか懐かしくて、心強く、でも新鮮さもあって。不思議な感じですね」
髙橋も笑みを洩らしていた。順調なはずだった。
ただ、全日本には「魔物がすむ」ということか。
12月23日、5分間練習に立ったかなだいは、やや動きが固かった。村元が髙橋の目を見つめ、「楽しもう」と励ますと、髙橋も笑みを返していた。しかし、ほおは強張った印象を受ける。
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