紀平梨花と火花を散らすロシア勢。16歳シェルバコワらの底知れぬ力

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki
  • 田口有史●撮影 photo by Taguchi Yukihito

 しかし世界選手権では、SPで大きくつまずいている。

 冒頭のジャンプ、トリプルアクセルを回避。ダブルアクセルは無難に降りたものの、どこか冴えない。2本目の3回転フリップは「明確ではない踏切」との判定を受け、得点が伸びなかった。そして最後のジャンプは余裕があり過ぎたのか。3回転ルッツは高く浮かび上がって腕も上げたが、回り過ぎて着氷が大きく乱れ、その後のコンビネーションジャンプをつけられなかった。

 スコアは64.82点で、12位発進。優勝候補のひとりだけに、厳しい結果と言えるだろう。もっとも、トゥルソワはフリーで抜群の強さをみせる。得意とする4回転ルッツは、男子顔負け。わずかだが、逆転優勝の可能性も残す。

 はたして、ロシア勢はその力を余すところなく見せるかーー。

 ちなみに今回、彼女たちはロシア代表ではない。ロシアは深刻なドーピング問題によってペナルティを受けた。今回は、ロシアフィギュアスケート連盟の代表である。しかし、ロシア人であることは間違いない。

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