2020.10.05

樋口新葉、トリプルアクセル着氷。日本女子の競争がヒートアップ!

  • 折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi
  • 能登 直●撮影 photo by Noto Sunao(a presto)

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10月3日、ジャパン・オープンでフリー演技をする樋口新葉  
 例年であれば、世界のトップ選手たちが集結するフィギュアスケートのジャパン・オープン。新シーズンへ向けた調整も整い始め、それぞれの選手がフリープログラムを滑って北アメリカとヨーロッパ、日本の対抗戦となる大会だ。しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた今年は、日本選手の男子4人と女子6人が出場し、チームをブルーとレッドに分けて戦う試合形式となり、10月3日にさいたまスーパーアリーナで開催された。

 この試合を今季の初戦とした樋口新葉は、最終滑走者として登場。119.02点以上を出せば、先に演技を終えたチームレッドを逆転するという状況だった。

 樋口はコロナ禍の外出自粛期間中には、質と量を意識した陸上トレーニングに取り組み、6月からの氷上練習でも「今季はフリーに必ず入れる」と宣言していたトリプルアクセルを練習してきた。9月のアイスショー「ドリーム・オン・アイス」でも、キレのある動きを見せていた。プログラムはショートプログラム(SP)、フリー共に昨シーズンの「バード・セット・フリー」、「ポエタ」を継続することにし、プログラム作りに時間を取られることはなく、ジャンプの練習に集中できているという。

 ジャパンオープン前日の練習後に樋口はこのように意欲を口にした。

「トリプルアクセルを成功する確率は、最近の練習だと80%くらいまで上がってきている。あとは自信と気持ち。今回はバシッと決められるようにしたい」