羽生結弦がスーパースラムを達成したいま、楽しみにしていること (6ページ目)
1カ月後の世界選手権へ向けては、4回転アクセルを入れられるように努力はするが、基本的には「今やっていることを突き詰める」と語った羽生。
「フリーに関しては点数を出し切れていないけど、方向性は間違っていないと思うし、この方向で自分はスケートをやりたいと思えるので、それが評価されるのであればうれしいし、評価されないのであればしょうがないという気持ちです。ルールは自分で変えられるものではないので、それをジャッジや観客が劣っていると思われれば、それが僕の実力だと思います」
こう話す羽生だが、大きな手応えを感じているのは確かだ。今回、SPではいろいろな経験を積んだからこそできる演技や表現が高い評価を受けた。そしてそれは、フリーの『SEIMEI』でも同じはずだ。羽生は今、世界選手権で現在の自分の演技と表現が、どこまで通用するかを楽しみにしているようだ。
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