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羽生結弦がスーパースラムを達成したいま、楽しみにしていること

  • 折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi
  • 能登 直●撮影 photo by Noto Sunao(a presto)

四大陸選手権で初優勝した羽生結弦四大陸選手権で初優勝した羽生結弦 韓国のソウルで行なわれた四大陸選手権の最終日、男子公式練習で4番目の曲かけ練習だった羽生結弦は、曲かけを行なわずに開始15分後にリンクから上がった。体のキレもよく、気力もあふれ出して好調さを感じさせた。

 羽生は4回転トーループ+1オイラー+3回転サルコウを難なく決め、4回転サルコウもきれいに決めると、その後はトリプルアクセルから3回転フリップも跳び、フライングキャメルスピンまで続けた。

 ジャージを脱いでからは3回転ルッツを2回跳び、そのあとは冒頭に予定している4回転ルッツにトライ。6回目にきれいに決め、そのまま次の4回転サルコウまでつなげた。その後再びジャージを着ると、4回転トーループ+3回転トーループと、4回転ルッツに入るコースを確認してリンクを後にした。

 この日の男子フリーは11時30分から開始。22番滑走の羽生の出番は午後3時00ごろのため、一度ホテルに戻ってから午後1時半には出発しなければいけないことを考えれば、練習をフルにやると2時間弱しか休めない。そんなスケジュールだからこそ、体力温存を考えて曲かけ練習を回避したのだろう。

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