2018.03.21

日本フィギュア、羽生欠場のなか
「来季の世界選手権」3枠獲得なるか

  • 折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi 能登直/JMPA●撮影 photo by Noto Sunao/JMPA

 来年、2019年の世界選手権は日本開催(埼玉)となる。そこへ向けて、日本フィギュアスケートが男女とも出場枠「3」を確保するために必要なのが、3月21日からミラノで始まる今季の世界選手権で「上位2名の順位合計が13以内」を実現することだ。

平昌五輪で銀メダルの宇野に期待がかかるが... その達成は、平昌五輪が終わった時点では、男女ともに3枠確実と見られていた。とくに羽生結弦が優勝して宇野昌磨が2位になった男子は、羽生優勝で宇野が3位になった17年世界選手権と同様、ふたりが上位に入ると思われていた。

 だが、羽生のケガによる欠場でその行方はわからなくなってきた。平昌では男子3人目の田中刑事が18位という結果だったからだ。

 今回の日本は、宇野と田中に加えて友野一希が出場する。宇野については、ネイサン・チェン(アメリカ)と優勝争いをして、そこにボーヤン・ジン(中国)がどう絡んでくるかという状況だ。仮に宇野が1位か2位になれば、田中が12位か11位になればいいという計算になる。

 こうなると、ポイントは田中の順位だ。平昌の順位を参考にすると、羽生のほかに3位のハビエル・フェルナンデス(スペイン)と9位のパトリック・チャン(カナダ)も世界選手権に出場していないため、単純に繰り上げれば15位ということなるが、それでも合計13位以内には届かず、獲得枠は「2」となってしまう。