2017.12.21

全日本欠場でも、羽生結弦の
五輪出場が「当確」なわけを調査してみた

  • 折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi
  • 能登直●撮影 photo by Noto Sunao(a presto)

 平昌五輪代表への”切符争奪戦”となる全日本フィギュアスケート選手権。残念ながら、11月のNHK杯の練習中に右足首を負傷した羽生結弦は出場しないが、すでに各メディアで報じられているように、欠場しても羽生が「五輪代表に選ばれる可能性」は非常に高いとされている。

全日本選手権を欠場することになった羽生結弦 日本スケート連盟が発表している平昌五輪派遣選手の選考基準では、「最終選考会である全日本選手権への参加は必須」となっているが、「過去に世界選手権大会3位以内に入賞した実績のある選手が、けが等のやむを得ない理由で全日本選手権へ参加できなかった場合、不参加の理由となったけが等の事情の発生前における同選手の成績を上記選考基準に照らして評価し、大会時の状態を見通しつつ、選考することがある」という”特例条件”も明記されている。

 昨年、羽生が全日本選手権をインフルエンザで欠場しながら、世界選手権の代表に選ばれたのも特例によるものだが、平昌五輪の”通常の”選考基準は以下の通りになる。

① 全日本選手権大会優勝者を選考する。
② 以下のいずれかを満たす者から総合的に判断して1名選考する。
  A)全日本選手権大会2位、3位の選手
  B)ISUグランプリファイナル出場者上位2名
③ 以下のいずれかを満たす者から総合的に判断して、①、②で選考された選手を含め3名に達するまで選考する。
  A)②のA)又はB)に該当し、②の選考から漏れた選手
  B)全日本選手権大会終了時点でのISUワールドスタンディング上位3名
  C)全日本選手権大会終了時点でのISUシーズンワールドランキング上位3名
  D)全日本選手権大会終了時点でのISUシーズンベストスコア上位3名