セクシーになった浅田真央。
引退後初のショーを真っ白なドレスで滑る (2ページ目)
「今回もたくさんの方が会場に来てくださって、仲間であるたくさんのスケーターが出演してくれて、すごくうれしく思っています。THE ICEは引退してから初めてのショー。たくさんの応援があったからこそ、ここまで頑張ってこられたと思っているので、その感謝の思いを滑りで、みなさんにお伝えできればいいなと思っています。
ただ、半年ぶりに皆さんの前で滑るということで本当に緊張してしまって、自分のソロが思うように滑れなかったです」
今回のTHE ICEの見せ場は、何と言っても『真央メドレー』を出演スケーターが演目ごとに代わる代わる滑っていく第1部だ。
初日の29日、会場が大いに盛り上がったのは、ソチ五輪で感動の涙に包まれたフリープログラム、ラフマニノフの『ピアノ協奏曲2番』を高橋大輔が滑った時だった。トリノ五輪で同じ曲を演じており、「よく衣装に体が入った」(高橋)という当時のコスチュームを着て滑った。
それ以外にも、2007-08シーズンのSPで使用した『ラベンダーの咲く庭で』をやはり同じプログラムを滑っていた宇野昌磨が演じ、バンクーバー五輪のフリー『鐘』は浅田が演じたステップからスピンの最後の部分までを小塚崇彦が完全コピーした圧巻の滑りを見せて観客の目を釘付けにした。そして、最後は浅田が昨季のフリープログラムだった『リチュアルダンス』を披露して、ファンに現役最後となったプログラムで感謝の気持ちを伝えた格好となった。
「私がリチュアルダンスを滑りたかったのは、ファンのみなさんに(現役)最後のプログラムということで見てもらいたかったからでした。ラフマニノフはソチ、バンクーバーと五輪で滑ったので、いままでのスケート人生を振り返る感じになっているのかなと思います。
今回のショーで自分のプログラムを出演スケーターのみんなが滑ってくれて、その曲を聞くたびに、『あのときはこうだったな』と思い出しました」
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