2016.03.31

世界選手権
「浅田真央選手がリンクに戻ってよかったと思える大会に」

三田友梨佳アナが語る世界選手権展望・女子編

今シーズン、浅田真央選手の大人の魅力が増していると語った三田友梨佳アナ(フジテレビ)photo by Murakami Shogo 今シーズン活躍してきた全世界のスケーターが一堂に会する「世界フィギュアスケート選手権2016(3月30日~4月3日、アメリカ・ボストン)」。この大会で、日本女子の3選手はどんな演技を見せてくれるのか。2015-2016シーズンのフィナーレを飾る大会の注目ポイントを、三田友梨佳アナウンサー(フジテレビ)が語った。

 今回、世界中が注目しているスケーターが、浅田真央選手だと思います。

 佐藤信夫コーチが「感情の出し方がうまくなった」と絶賛されていたように”大人の滑り”を見せてくれる今シーズンの浅田選手。休養中の1年間でのさまざまな人との出会い、スケート以外の多くの体験が、競技に復帰した現在の演技に生かされているはずです。

 “大人”という部分は、氷上だけではなく、バックヤードでも感じました。もともと浅田選手はひと言ひと言しっかりと考えて、自分の言葉でゆっくりとやさしい話し方をする選手ですが、そこにもっと深みが加わったように思います。自分のことはもちろん、周りのこともしっかり見えている――。全日本を振り返るインタビューでは、「こんなにあたたかい空気の中で滑ることができるありがたさを感じました」という言葉が印象的でした。

 フィギュアスケートから離れた1年間で、世界観がさらに広がった浅田選手の世界選手権での演技がとても楽しみです。

 浅田選手は「全日本が終わったら引退かなと考えていた」と全日本後に話されていましたが、その時は「最後の戦いになる」と心に決めて臨んだフリーで、自分の名前がコールされてから演技が始まるまでの30秒間、その最後の10秒間でしんと静まり返った時、「みんなが、祈ってくれている――」と感じたといいます。