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ウナギ・サヤカが思う今後のプロレス界の成功のカギとは? シングルマッチで闘う引退レスラーたちには「夢も一緒に連れていけたら」 (3ページ目)

  • 尾崎ムギ子●取材・文 text by Ozaki Mugiko 林ユバ●撮影 photo by Hayashi Yuba

齋藤:本当は全部撮りたいんですよ。ウナギさんが誰かとバトっているところも。

ウナギ:齋藤さんとバトっているところを撮ったらいいじゃん(笑)。

――プロレス界で密着動画を見せる人って、今までいなかったですよね。プロレス界はベールに包まれている部分があるから、密着は相当難しいんじゃないかと。だから今、ウナギさんと齋藤さんは前例がないことをやっているなと思います。

ウナギ:そこでもバトりますね。「この表現はちょっとやめてください」とか。本当は私も出したいんですよ。包み隠さずすべてを見せることはできないけど、炎上しても、本来は見せたほうがいいと私は思っています。でも、自分が炎上する分には全然いいんですけど、他の選手を巻き込んでしまうのは絶対に嫌なんです。いくならひとりでいきたい、というのはありますね。

 最近は、齋藤さんの認識もできてきたんですよ。最初は「あの人、誰?」みたいになっていたけど、毎回ちゃんと頭を下げて挨拶してくれるし、ちゃんと数字も出してきているから。アジャ(コング)さんとかも、めっちゃ信頼していると思いますよ。

――アジャさんの動画、最高でしたね。

ウナギ:あの動画ヤバいですよね。アジャさん、ロケうまいね、本当に。

――あんなに黙るウナギさん、初めて見ました。ぐうの音も出ない感じ。アジャさんも心を開いて話してくれた?

ウナギ:アジャさんはたぶん、100パーで心を開くことは絶対ないですね。でも、ある程度の信頼があるのか、普段は語らない部分も撮れた。そうやって作品を作っていくのが私の仕事なのかなとも思います。許可取りも含めて、面倒くさいんですよ。齋藤さんはめっちゃしんどい役回りをやってくれていると思うし、たぶんすごい闘いがあると思う。

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