プロレスラー真白優希は給料未払いでも団体に恩返し 「お客さんを笑顔にできるチャンピオンに」 (4ページ目)
最終的には「海外に行きたい」という気持ちが大きい。目指すのはズバリ、世界最大のプロレス団体・WWEだ。しかしその前に、日本でやりたいことがたくさんある。「自主興行をやりたい」「路上プロレスをやってみたい」と、目を輝かせる。12月25日に初のファンイベントを開催するのも、やりたいことのひとつだ。
「ファンの方には感謝しかありません。復帰した時、『戻ってきてくれてありがとう』と言ってくれる方も多くて、本当に救われました。その方たちに感謝の気持ちを伝えたくて、クリスマスにイベントを開催することにしたんです。気合を入れてサンタコスを着ようと思っています。たくさんお喋りしたいですね」
夢は、「真白優希選手を目指してプロレスラーになりました」と言われる存在になること。今の真白なら、きっと近い将来、夢を叶えることになるだろう。
【プロフィール】
真白優希(ましろ・ゆうき)
2001年4月18日、兵庫県生まれ。高校3年間、アイスリボンのプロレスサークルに通い、卒業後に入門。2020年8月9日、横浜文化体育館大会にて4対4のイリミネーションマッチでデビュー。2022年1月16日、トライアングルリボン王座を戴冠。同年12月31日、引退するも、2024年1月27日、後楽園ホール大会にて現役復帰。10月19日、YuuRIを破り、ICE×∞王座を戴冠。給料未払いを契機に、10月末で所属契約を解除し、11月からフリー。153cm、47kg。X:@mashiro_yuki89
【イベント情報】
■クリスマスイベント『真白サンタスペシャル』
■日時:12月25日(水)18:30開場 19:00開始 21:00終了
■会場:東スポ居酒屋青ノ山
東京都台東区東上野4-8-1 TIXTOWER UENO 1F
■価格:¥6,000(うどん込み)+1ドリンク別途
著者プロフィール
尾崎ムギ子 (おざき・むぎこ)
1982年4月11日、東京都生まれ。上智大学外国語学部英語学科卒業後、リクルートメディアコミュニケーションズに入社。求人広告制作に携わり、2008年にフリーライターとなる。プロレスの記事を中心に執筆し、著書に『最強レスラー数珠つなぎ』『女の答えはリングにある』(共にイースト・プレス刊)がある。
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