安納サオリがノアのリングに立って定めた次の目標とは 盟友への信頼と嫉妬を吐露

  • 大楽聡詞●取材・文 text by Dairaku Satoshi
  • 田中亘●撮影photo by Tanaka Wataru

【パートナーでありライバル、なつぽいへの信頼と嫉妬】

――COSMIC ANGELSには、なつぽい選手がいます。なつぽい選手は安納選手にとって「闘う相手」だと思っていました。

安納 私も「なつみは闘う相手だ」と思っていましたよ(苦笑)。彼女はアクトレスガールズ旗揚げ戦の、タッグマッチの対戦相手だった。その後、私はフリーの道を選び、なつみは東京女子プロレスに所属。袂を分かった2人がひとつになりました。

 なつみと対戦相手として会いたい気持ちもあったけど、別に嫌いなわけではないですよ。どちらかといえば好きだし、彼女に対してはいろんな感情があるんです。

――4.23横浜アリーナにて開催されたスターダムの興行「ALLSTAR GRAND QUEENDOM 2023」では、なつぽい選手と同じコーナーで再会しましたね。

安納 なつみとKAIRIさんと組んで、王者のプロミネンス(柊くるみ・鈴季すず・世羅りさ)から6人タッグベルト「アーティスト・オブ・スターダム王座」を奪取しました。

 なつみとは数年ぶりに同じリングに上がりましたけど、息が合うんですよ。動いている中で顔を見合わせるぐらい、「やっぱりわかる?」という感じでした。それまで、リング外でも全然会ってなかったし、話もしてなかったけどわかるんです。「今、なつみが来るな」と。たぶん、なつみも同じようなことを感じていたと思います。

――アクトレスガールズ時代、一緒に活動したのは3年くらいですか?

安納 そうですね。でも、その3年が濃かったんですよ。プロレスを何もわかっていなかったゼロの状態から一緒に頑張ったわけですから。プロレスをやる前には女優として舞台も一緒に出演していたんですけど、アクトレスガールズでは団体の2トップとして他団体にも参戦しましたから。

――7.2横浜武道館大会では、なつぽい選手とインディアン・ストラップ・マッチ(※)を行ないました。なぜ、そんな過酷な試合をしたのですか?

(※)双方の手首を革のヒモでつないで闘うデスマッチ。3カウントを奪った選手が革ヒモで相手を引きずり、全4コーナーをタッチしながら1周することで勝利というルールで行なわれた。

安納 お互いに嫉妬があったからだと思います。2020年10月、なつみがスターダムに移籍した時もかなり嫉妬しました。ただ、「いつか、この感情は使える」と思ったから、なつみの活躍を悔しがりながら見てましたね。

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